実践編|ケーススタディ
Eメールマーケティングで大切なのは、消費者は一人ひとりが「個」であることを再認識することです。
オプトインした何千や何万のメールアドレスをみていると、確かにそれは「リスト」に見えます。しかしそれは誤りで、一つひとつのアドレスが人格をもったパーソン、つまり「個人」なのです。そのことを忘れ、リストとして扱った瞬間、ユーザーはマインドの中で「不要メール」と判決を下すか(この時点から企業の自己の「ブランド破壊」が始まります)、「事後オプトアウト」するか、猛烈な反撃をするかのいずれかになります。それを回避するためにも、個人であることを尊重することが大切です。
企業の論理による一方的な広告をメールマガジンとして配信したいだけ、というのであれば、それもいいでしょう。ただしリレーションを構築したいというのであれば、ここで明言しますが、それは無理です。そうはいっても実際に販売実績がある、という反論もあるでしょうが、それはリレーションではなく、ユーザーと偶然、利害が一致しただけのことで、リレーションとは別の話です。
ではどのようなコミュニケーションがいいのでしょうか。このページでは、魅力的と思われる事例を紹介します。
- Eメール村民
- ジップロック
リクルート社の結婚情報誌『ゼクシィ』のブランドを冠したウェブサイト。
結婚予定日を登録すると、その「Xデー」に向かって結婚準備をアドバイスするメールが届く。カウントダウン型の好例。
日々忙しい自分に代わり、「分身」が海外旅行にお出かけし、旅先のできごとをEメールで知らせてくれる。代表的なロールプレイング型。テグレット技術開発により1999年にサービスイン。
HTMLメールとして極めて有名。魅力の秘訣は「フロア発信」。店頭スタッフによる説明文は、まるでお店で説明を受けているよう。
日本でも有数の過疎地域、尾口村。人口わずか800人足らずの村が仕掛けた「Eメール村民」制度により、日本全国はもちろん、海外にも『村民』が。2002年度「毎日新聞地方自治大賞」で最高賞の「優秀賞」を受賞。
旭化成による「ジップロック」活用法についてのメールマガジンを展開。消費者から寄せられる素晴らしいアイデアは企業も舌を巻くほど。消費者との距離感をみごとに縮めて、リレーション(関係)を構築。

